2018 HANABANASAI 花々祭
KIDS & BABIES

スタイリストMASAH氏 ×
モデル今宿麻美氏の
ファミリーコレクション

2月28日[水]から3月6日[火]の期間中、スタイリストのMASAH氏と、モデルの今宿麻美氏の夫妻がディレクションを手がける「IN THE HOUSE」が伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージに登場。ファミリーをテーマに、子供服から両親がユニセックスで楽しめるウエアまでラインナップします。

〈ネイバーフッド〉〈アベイシングエイプ®〉〈ポーター〉など人気ブランドの限定コレクションをはじめ、〈N.ハリウッド〉〈ファセッタズム〉からは初のキッズコレクション、〈マルニ〉の国内先行ローンチとなるボーイズコレクションなど、ニュース満載のポップアップショップをお見逃しなく!

IN THE HOUSE〉Tシャツ
大人:6,480円(S〜XL)
子供:5,400円(100・120cm)

IN THE HOUSE〉バッグ
グレー:6,480円
ブラック・イエロー:各5,400円

IN THE HOUSE〉ポーチ
大:5,400円
中:4,320円
小:3,240円

スタイリストMASAH氏インタビュー
「IN THE HOUSEと、
ファッションと、子育てと」

今回の企画のきっかけは?

僕と妻の今宿は同い年かつ晩婚なので、自分たちの時間がいままで長くあったんです。だからいざ結婚してみると、自由な時間をたくさん過ごしてきた分その環境の変化を結構受け入れられたんです。子供服選びひとつとっても2人の意見や価値観が一致する部分も多くて。だったら2人で何か新しいものを発信するってことがあってもいいんじゃないかなと。

そう考えていたとき、「ザ・プール青山」をやっていた藤原ヒロシさんと出会う縁があったんです。結婚生活や子どもについてとか何気ない雑談の中で、ヒロシさんから「何か考えたりしていないの?」と。「2人で子供服とか見ていてあったらいいなというものがなかったりするので、欲しいものを集めたお店をこぢんまりやれたら面白いかもしれないですね」という話から、2016年に「ザ・プール青山」で期間限定店のIN THE HOUSEをやらせていただくことになりました。

大前提として、僕たちはどんな親よりも自分たちのことを考えている親だと思うんです(笑)。もしいい親に見えているとしたら真逆かもしれないですね。どうラクにできるかとしか考えていない親なんで(笑)。

ただ、ラクっていうのは手を抜くってことだけじゃなくて、ネガティブなことをポジティブに考えることだったり、堅い話を笑い話に変えることだったり、ちょっとしたアイデアひとつなのかなって。たとえば子供服には黒い服が少ないんですね。でも、黒い服だと汚れたときにラクなんです。どう遊んでもこぼしてもいい。IN THE HOUSEは、ラクな方に行こうとした結果の表現になっています。

僕ら自身、子どもが生まれる前は、描いている子育てとか出産とかで頭がいっぱいになって「これあると便利だよね」と子ども用品をたくさん買ったんですが、実際その半分近くは使わなかったですね。たとえば、子どもと大人の洗剤を分けるんじゃなくて、大人の服も子ども用の洗剤で洗えば事足りる。家族が増えたからものを増やすということではなく、共有できるものを使えばいいんじゃないかなと。

今回の大人の企画もユニセックスで共有できることをテーマにしています。家庭の限られたスペースで、コンパクトにしやすいのは親の持ち物のほうだと思うんです。好き勝手に洋服を買ってきた夫婦2人が洋服を一気に処分して、どうしようかなという中で僕のを一緒に着ればいいじゃんという感覚です。ただものを作って売るというよりは、子どもの洋服や、こういう家族の形はどうですかと提案できればいいのかなと思います。

タイトルの「IN THE HOUSE」とは?

前回のザ・プール青山での企画名「IN THE HOUSE」をそのまま使わせていただいているんですが、この名前は考えたというよりも、まわりのみなさんに恵まれていたおかげで降りてきた感じです(笑)。企画をやることが決まって名前を考えてくださいと言われたときに、シンプルで伝わりやすいほうがいいかなと思ったんです。

名前を考えるのと同時に、内装の話にもなりまして、僕はすごく神経質かつ几帳面で、自宅のクローゼットも同じハンガーに掛けて、同じたたみ方で、きちんとグラデーションで見せたいという。まあ、スタイリストらしいというか(笑)。今宿は真逆で。ハンガーもばらばら、デニムの上にニットが畳んで置いてある。もう、なんだこれはと(笑)。そこにハンガーの大きさも違う子供服も入ってきて、これをどうやったらかっこよく収納できるかということを考えるのが、僕はすごく楽しかったんです。ちょうどそのクローゼットについて試行錯誤しているときのイベントだったので、お店をウォークインクローゼットみたいにするのはどうでしょうかと。なんとなく室内、家っぽい感覚=ハウスですね。

また、僕の中でこれだけは譲れないということを考えたとき、それがヒップホップの世界で育ったことだと思ったんです。ヒップホップでハウス、あっという間に「IN THE HOUSE」という言葉が生まれました。提案してOKがもらえたときは、企画に対してちょっと自信が持てましたね。

ラインナップはボーイズ&メンズが中心?

カラーバリエーションで女の子にも選んでもらえるようにはしていますが、ウチは第1子に続き最近生まれた2人目も男児だし、男の子っぽさは強くなったかもしれないですね。

あとはもっとお父さんたちに、堂々と子供服を買ってもらいたいなというのがありまして。洋服屋さんの売り場はママ優先な部分があるから、やっぱりパパは行きづらい。パパ御用達みたいに、男性もかわいいと思えて、無理なく選べる場の提案ができればうれしいです。

今回のおすすめアイテムは?

アイテムというよりは、色がポイントになるかもしれないです。息子の名前にも青という字が入っているので青をよく着せるのですが、最近赤や黄色など違ったカラーを着せたりするとまた違った楽しさが見つかりますよね。

また男性はいつも黒やグレーを選びがちなんですが、男性が持っても大丈夫なように考えたカラーバリエーションを揃えています。アイテムはもちろん、ぜひ色にも注目してもらいたいですね。

どんな方に、どんなところで着てほしい?

パパですね。お父さんに着てほしい。それをお母さんに、私にも貸してと言われるのもうれしいですよね。

どういったところで着てほしいか……一応公園からデパート、それからそのまま寝れるように考えています(笑)。

「IN THE HOUSE」への思いは?

すごく感じているのが、子育てはママ文化だなと。それを強調しすぎていて、ただでさえ肩身の狭いお父さんたちにさらに疎外感を感じさせているように感じます。父親にももっと堂々と楽しく子育てに参加してもらえるようになればうれしいですね。

イベントに関しては、そんなに張り切ってないといえば張り切ってないですね(笑)。僕らが無理せず自然体で取り組んでいることを感じてもらえるほうが嬉しいかもしれないです。

親子ファッションの楽しみ方は?

こういう質問に対してこうですよって答えるのが、僕は一番恥ずかしいことだなって思ってます(笑)。なんかパパはこういう感じだからママはこう、それに対して子供もこう仕立てましたというファッションを公園とかで見ると苦笑いしちゃうかもしれませんね。

パパにはパパの、ママにはママのスタイルがあって、子どもは着たいものを着て、それぞれのスタイルがあって、それでいて笑顔であふれているっていうのがカッコイイ家族に映ります。

いまわが家では、僕が洋服を選んで子どもに提案します。大体採用されるんですけど、僕はスタイリストなんで(笑)。ただ最近では靴とか帽子とか、子どもからの提案もあるんですが、それが全然色とかあってなくて。でもそれで本人が笑顔なら一番いいのかなと。そのあとに嫁が着替えるんですけど、子どものことはほとんど意識していませんね。最後に僕が着替えるときに、なんとなくこんな感じかなとバランスをとるくらいで。パパがこれ、ママがこれ、子どもがこれっていうのは、僕の企画の文化にはあんまりないかもしれません。

ただ、子どもは親と着ている服が一緒だと割と喜んでくれるんで、たまにはお揃いもいいかなと思います。これを着て買い物に行ってくださいというよりは、家でくつろいでもらいたい。何気ない会話の中で「あれ、パパ一緒じゃん」とか。

男の子におすすめのスタイルは?

やっぱり元気が伝わる感じがいいかもしれないですね。うちはデニムすらあんまりはかせず、ほとんどジャージで。

そのジャージというものを、どうかっこよく着こなせるかというヒップホップ文化の中で育ってきているので、僕らにとってはジャージがスーツみたいなもんなんですよ。普段はジャージなので、たまにデニムをはかせると「おしゃれしてるね」ってなるし、シャツなんか着せると「なにかあったの?」ですからね(笑)。親としてはラクですよ。まあ気楽に構えて無理をしないってことだと思います。

ご夫妻の子育て論は?

「なるようになれ」でしょうか(笑)。子育てについては早い段階で何も参考にできないよねって2人で笑って話してたんですよ。

たとえば子どもが病気になったときにネットで調べると、寝させろとか薬をのませろとか病院にいけとかいろんなことが書いてあるんですけど、じゃどうすればいいのってのが今の世の中。そうなると、自分たちの思ったことをやるしかない。

教育だったり、食事だったり、現代はより恵まれた環境で育つことがカッコイイとか、見映えがいいとかという風潮があるように少し感じます。僕が子どものころとかは、ギリギリ泥だけは食べなかったなって(笑)。家にシャワーがついたのは高校ですからね。決して貧乏だったというわけではなく、これでいいじゃんという家庭で育ったんですよ。親がやってきた以上のことをさせるのはかっこ悪いですよね。無理が生じるといろいろひずみが出てくると思います。僕らもニューヨークとか海外に行ったらファストファッションの服をトランク3つにパンパンに買って帰ってくるし、格安ベビー用品店も愛用していますし、キャラクターの靴も買う。ファッション業界だからって、子供服をブランドで固めているわけじゃない。

つまり、結局すべては子ども本人自身。そんなこと3歳の子に求めるのもどうかなというのもありますけど。本人がどう思うか、どう思わせるかという環境作りがすべてだと思います。いらいらしてる子どもに対して、写真撮影の時だけ笑えとは言わず、常に笑顔であるように楽しくする。子どもの毎日の報告に対して、無視せず反応してあげる。そうすればママやパパといると楽しい、また保育園に行けば友達といて楽しい。とりあえず楽しければ悪い方向に行かないかなと。駄目なことは駄目だけど、楽しいとか嬉しいとかそういう感情を伸ばしてあげたいです。

IN THE HOUSE

■2月28日[水]〜3月6日[火]
■伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージ
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