伊勢谷友介

俳優・リバースプロジェクト代表
伊勢谷友介
の「ONE OF A KIND」

僕にとってのONE OF A KINDは「挫折禁止」。座右の銘にしている言葉です。何か、うまくいかないことがあったとき、挫折や失敗は何か別のアプローチや方法を見つけるために必要なステップだと思うのです。自分を発見する作業であり、経験を積むということでもあると思うのです。

ドラマで演じた吉田松陰先生が残した「知行同一(ちこうごういつ)」という言葉があります。「知っていて行わないのは、知らないことと同じ」という意味です。まず社会課題や自分自身の問題点などを知ること。そして解決策を考え実行すること。一人ひとりがまず身近なことから知り、行動を起こしてみる。誰かに自分の意見を伝えてみる、日用品を買うときに選択するものちょっと変えてみる。そんな簡単なことでも一人ひとりが行動することで未来は変わっていくと信じています。それこそが「挫折禁止」の本質だと信じています。僕にとって「知行同一」と同じことなのです。

リバースプロジェクトでは、廃棄されるはずだったものや、価値がないとされていたものに、クリエーションやデザインによって付加価値を与えることで問題提起をしてきました。例えば、リサイクルされずに廃棄されていた自動車のエアバッグやシートベルトを再利用したバッグや、害獣として駆除されている鹿や猪の革を使って財布などを制作したり。

今回はハンドメイドで自転車を制作・ビルディングしているRew10worksさんと、使われなくなった自転車のパーツや工具をアップサイクルさせて、バングルとカラビナをつくりました。バングルは自転車の制作過程で使用しなくなった鉄を使用し、ダマスカス加工を施すことで同じ柄が存在しません。まさにONE OF A KINDのアイテムができたと思います。カラビナはブレーキ部分を再利用しています。どちらも変形させることが非常に難しい素材ですが、それを可能にしているRew10worksさんの技術力にもご注目いただければと思います。ぜひ手にとって触ってみてほしいですね。